宮本 省三 先生によるL5Gセミナー

2025年3月25日(火)に「片麻痺の認知神経リハビリテーションと機械工学のコラボレーション」L5Gセミナーを開催しました.

日時:2025年3月25日(火) 14:00-14:50
会場:東京都立大学日野キャンパス 1号館会議室4 、ハイブリッド配信
  (住所:〒191-0065東京都日野市旭が丘6丁目6)

講師:宮本 省三 先生

所属:高知医療学院 学院長、日本認知神経リハビリテーション学会会長

概要:脳卒中によって片麻痺(運動麻痺)が発生する。片麻痺の認知神経リハビリテーション(認知運動療法)は「運動麻痺の回復は病的状態からの学習であり、脳の認知過程(知覚、注意、記憶、判断、言語、イメージ、比較)の再組織化によって学習を図る」という認知理論に基づく治療法である。セラピストが閉眼した患者の身体を他動運動や自動介助運動し、認知問題を提示し、体性感覚での知覚を介して解答を求める。認知問題には空間問題(方向、距離、形)と接触問題(表面素材、硬さ、重さ、摩擦)がある。身体知覚能力の向上によって運動麻痺が回復してゆく。その治療法の客観化、効果判定、開発、発展には、機械工学的な研究とのコラボレーションが重要である。

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